私は、99年から2004年までKPMGマレーシアで仕事をさせて頂きました。
97年のアジア通貨危機が起きて、その後、2000年から「中国 いけいけ どんどん」の時代が始まり、マレーシアに投資をされた多くの大企業が撤退統廃合の道を選ばれました。
そうなると大手に着いて行った中堅、中小、家族経営の小規模日系会社の方は、否応なく会社清算をせざるを得ない状況になりました。
私は、5年間、撤退統廃合に関わる多くの案件に関与させて頂き、たくさんのことを経験し、学ばさせて頂きました。
そんな経験から、ブラックボックス化した海外子会社の実態ということについて考察させて頂きたいと思います。
「靴を履いたままで、足の痒いところ掻くようなもの、海外子会社の管理なんていうものは」、という話は、本音ベースで海外現地の居酒屋(KL、バンコクのタニヤ、スクンビット)などで日系企業の方々からよく聞く話です。
しかしながら、このブラックボックス化している実態は、なかなかオープンになりません。かっこ悪いからというのが理由の一つという話を弁護士の先生から聞いたことがあります。。
このブラックボックス化している状態を放置しておいていいのでしょうか?
そろそろ真摯な態度で誠実に取り組んで、解決することが必要ではないでしょうか?
ブラックボックス化していることを、可視化することは、簡単なようで難しく、難しいようで簡単です。私から言わせて頂くのでしたら、大変失礼なのですが、可視化を難しくしているのは、日系企業の本社社長、海外子会社の担当役員であることが比較的に少なくないということです。
ブラックボックス化の原因として考えられることは以下です。。。。。:
長くなりましたので、答えは次回にさせて頂きます。
ーー 休憩タイム --
バングサバル―のDEVI corner テタレ、ロティチャナイ、タンドーリチキン
Teh Tarik とRoti Canai は定番ですね、
マレーシアでは。小腹が空いた時、朝や昼のむわっとした中でのひと時など。