香港ドル下落が心配で外貨に交換

米国のトランプ大統領が香港の特殊待遇を取り消すと発表したことで、多くの市民が銀行や両替店で香港ドルを外貨に両替する動きが出ている。現地メディアによると、一部市民は米国による特殊待遇取り消しや制裁によって香港ドルの対米ドル・ペッグ制が失効し、香港ドルが大幅に下落することを懸念。米ドルの現金供給はひっ迫し、ポンドや円に両替する者も現れている。だが多くの市民は具体的に実行可能な移住または海外への留学や就職の計画がないため、今後1年以内は引き続き香港で生活する可能性が高い。自身の財産を大量に外貨に両替してしまっては香港で使用する資金がないという問題に直面する。香港では結局のところ香港ドルでの取引が多く、人民元以外の外貨は使用が難しい。一部市民はオフショア口座を開設し、多額の資金を海外に送金しようと考えているが、これもまた香港で使う手元資金が必要になると海外から資金を戻さなければならず、送金費用がかかるほか数日待たされ、自身に不便をもたらすこととなる。

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