マレーシア LOOK EAST 日本人は高く評価されている

タイ南部での投資案件を終えて、クアラルンプールに来ております。

クアラルンプールは1999年から2004年まで5年間滞在しておりました。当時は中国イケイケどんどんでマレーシアに投資した日系企業の撤退や再編が多く、私も多くの関連案件に従事させて頂きました。

大手が再編や撤退を決めると、大手について行った準大手、中企業、小企業も撤退や再編をせざるを得なくなり、中国のパワーを感じた5年間でした。

今や脱中国の動きがあり、製造業だけでなくサービス業もどんどんと海外に展開する時代になり、ベトナムも時代遅れなどと言われミャンマーなどへの投資が人気と言われていますが、私個人としてはマレーシアはいろいろな意味で海外拠点を持つべきところと考えています。

理由としては、

  1. 多民族国家であることから、日本人が外国人と接する際に経験が必要な宗教問題、BRICSとは直接に繋がらないものの、それに関連する中華系、インド系とも折衝する機会があるということ
  2. マハティール首相が再選され、LOOK EASTが再度喚起されて親日であること
  3. コスト的にも高くないこと
  4. 食事も日本人の口に合うものが多いこと

などが挙げられるかと思います。

どこの国に行っても、同じような種々雑多な投資規制があり、また法律で書いてあることと実際の運用が違い戸惑うことは多いので、海外展開を本格的に進めるのであれば、そういうストレスに耐える力を会社としてまた本社のトップ経営陣が身に着ける必要があるので、そういう意味でも、そんなに滅茶苦茶でもなく程よく日本人が海外に進出する上での必要十分な各種洗礼を受けることができるという点で

マレーシア

というものを見直すことを提案させて頂きます。

黒川裕二郎

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