英エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（ＥＩＵ）は２０２０年の世界生活コスト調査リポートを発表した。リポートでは香港、シンガポール、大阪が同列１位となり、同調査で３つの都市が１位となるのは２回目。調査は１３３都市の１６０種類の商品とサービスの価格を比較し、米ニューヨークを基準都市として１００とする。調査の結果、香港は大阪、シンガポールと並んで１０２となった。香港はパン１キログラム当たり平均３．６米ドルで、前年より０．３米ドル低下。ビールは３３０ミリリットル当たり平均１．６米ドルで、同０．２米ドル低下。調査対象の都市は生活指数が平均で約４％下落しており、世界の中央銀行の金融緩和政策と世界経済の不確定性が影響している。