ドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ空港を結ぶタイ東部高速鉄道計画

ドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ空港を結ぶタイ東部高速鉄道計画が進んでいます。タイ政府はこれら3つの国際空港を、高速鉄道で結ぶ計画案を2018年3月閣議承認しています。

3つの空港を結ぶと総延長220㎞の高速鉄道の路線となり、事業費は1825億バーツで、2023年のオープンを目ざしています。この計画はタイ政府の推進する東部経済回廊(EEC=Eastern Economic Corridor)と名付けられた経済特区開発のひとつの柱となります。

東部経済回廊とはバンコク東部のチャチュンサオ、チョンブリー、ラヨーンの3県の、タイ政府が投資優遇地とした経済特区のことで、タイの中長期的な新産業と経済成長戦略の一つとして、政府が最も注視し注力しています。

タイ政府はこの開発に民間企業の力を借りながら、インフラ整備、産業育成、観光促進などに、今後1兆5千億バーツ(約5兆円)を超える予算を投じるとしています。

ドンムアン空港、スワンナプーム空港は、日本人にもよく知られていますが、ウタパオ空港は、どこにあるのか知らない人が多いです。

ウタパオ空港は歓楽地として有名なパタヤの南にあり、ベトナム戦争の期間中、アメリアカ軍の重要な作戦基地として使用されていた歴史があります。この空港があったため、アメリカ軍の保養地として、同空港からは車で約1時間の距離にあるパタヤの開発が進みました。

現在、ウタパオ空港からは42都市へ就航していて、特にアジア15都市のうち11都市が中国路線となっています。今後も中国との結びつきは強化されると考えられます。

タイ東部高速鉄道で、新設される駅は、ウタパオ空港、パタヤ、シラチャ、チョンブリー、チャチェンサオの5駅の予定で、開通すればパタヤからバンコクまで1時間ほどで通勤することも可能となり、日本人の多く住むシラチャ、チョンブリは、さらに日本人の数が増えると思われます。

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