平成最後に考える海外事業での現場主義 

中国は難しい、タイは笑うばかりで、言うこと聞かない、事業進めるのは難しい

インドネシアも大変である、ベトナムはインフレすごくて給料上がるばかり

など中国東南アジアでは、いろいろなご意見をお聞きします。

 

この状況にどう対処すべきかということを平成最後の日に考えてみました。

答えのひとつであり、非常に効果的な方法として

『製造現場レベルの現場主義』

が挙げられるのではないでしょうか?

  • 徹底した品質管理
  • 失敗に対して謙虚になる姿勢
  • 行程をきちんと守った業務(やるべきことは、きちんとやる)

日本の製造現場では、こういうものは最低限の前提にあると思います。

これを中国東南アジアでの子会社経営にあてはめるのであれば

  1. 銀行口座も確認する ⇒ 会計士が監査しているから財務諸表の数字だけを見るのではなく現物確認する
  2. 固定資産も確認する ⇒ 経理のリストと現場のリストと現物を突き合わせる(従業員の報告を鵜呑みにしない)
  3. 重要書類も整理する ⇒ どこに何があるのかわからないから脱却する
  4. 業務実態を整理する ⇒ 何か問題あると、日本語のできる従業員に確認するばかりで、日本本社側では把握されていない、この状況から脱却する
  5. 裏を取る、確認する ⇒ 問題が起きると日本語のできる従業員、古株の従業員の意見に過度に依存するのではなく、自分の目で確認する

以上のようなことを、きちんと積み重ねることこそが、

『製造現場レベルの現場主義』ではないのでしょうか??

高い技術を持ち、誠実で素直な教育を受けた日本人のサービスは世界で高い評価を受けています。

私は、いつもそのような話を中国東南アジアの方々からお聞きしています。

今以上に、もう一歩でいいので

『製造現場レベルの現場主義』を海外子会社経営に取り入れれば

日系企業の海外子会社経営は劇的にいい方向に変化するものと私は僭越ながら勝手に確信しています。

黒川裕二郎

 

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