タイでは暑さだけでなく寒さ対策も!

 平成最後の夏は、観測史上初めて東京で40度を記録するなど、驚異的に暑い夏となりました。まだしばらく残暑も続くと思われます。一年中夏のバンコクですが、7月、8月に関して言えば、東京、大阪、名古屋などの大都市圏よりずっと過ごしやすい気候です。
 この時期のバンコクは雨季で、一日中雲に覆われていることが多いです。太陽が出なければそれほど気温は上昇しません。雨季といっても雨は短時間ザッと降るだけですので、観光やゴルフにもさほど支障はないでしょう。
 逆にバンコクで気をつけなくてはいけないのが、冷え過ぎです。冷房でキンキンに冷えている場所が多く、暑い屋外から入ると最初は気持ち良いですが、しばらくすると寒くなってきます。バンコク市内を走る鉄道BTSも、これでもかというくらい冷房を効かせています。混んでいるときはちょうど良いですが、ガラガラの時は走る冷蔵コンテナといった感じです。
 バンコクのオフィスでは、冷房対策でオフィス用の上着を持っている人が多いです。そんなに冷えるなら、もう少し温度を上げたらどうかと思いますが、微妙な温度調整より、最初にガツンと来る冷たい刺激がタイ人は好きなのだと思います。その昔、冷房がまだ普及していなかった頃は、常夏のタイでは冷房が効いているだけで、たいそうな贅沢だったでしょう。その名残で、冷房をガンガン効かせるのが贅沢という発想も残っているのかもしれません。
 半袖短パンという観光客スタイルでは、長時間屋内に居ると、知らず知らすに身体を冷やします。外で汗をかいて急に冷やすと風邪を引いてせっかくの旅行を台無しにしますので、気をつけてください。タイで長時間の会議に出席するときは、長袖でもシャツだけだと寒いことがあります。タイは暑さだけでなく、寒さ対策も必要です。

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