先日といっても昨年の話、経済産業省の勉強会に行ってきて、その際に登録したメールに経済産業省の担当部署から配信されたニュースが以下。

ーーー 引用 経済産業省から ーーー

「我が国企業による海外M&A研究会報告書」及び「海外M&Aを経営に活用する9つの行動」

経済産業省は、昨年8月より開催した「我が国企業による海外M&A研究会」等における議論の成果として、(1)日本企業が今後、海外M&Aを有効に活用していく上で留意すべきポイントと参考事例をまとめた報告書及び(2)特に経営者目線で重要なポイントを事例とともにまとめた「海外M&Aを経営に活用する9つの行動」をとりまとめました。

行動1:「目指すべき姿」と実現ストーリーの明確化

行動2:「成長戦略・ストーリー」の共有・浸透

行動3:入念な準備に「時間をかける」
行動4:買収ありきでない成長のための判断軸
行動5:統合に向け買収成立から直ちに行動に着手
行動6:買収先の「見える化」の徹底(「任せて任さず」)
行動7:自社の強み・哲学を伝える努力
行動8:海外M&Aによる自己変革とグローバル経営力
行動9:過去の経験の蓄積により「海外M&A巧者」へ

ーーーー引用 終わり -------

9つの行動指針が提言されていますが、皆さまどう思われるでしょうか?

私が思いますには、やはり

行動6:買収先の「見える化」の徹底(「任せて任さず」)

に尽きるのではないかと思います。

この経済産業省の話では、M&Aについての考察ですが、

アジアで日系企業の進出の様々な局面の案件に関与させて頂くと、

M&Aしようが、自分で設立しようが、結論は同じではないでしょうか???

ということです。

「任せて、任せて、任せた人の言った通りになって」

いないでしょうか?

「塵も積もれば山となる」

ということではないでしょうか?

結果、最後には会社を畳まざるを得ない、

もしくは、

技術があるのに、なかなか上手く行かない

そういうケースを中国東南アジアで10年程度再編の作業をする中で見てきたように思います。

私は、会社を立ち上げて商売した経験もないので、偉そうなことは言えません。

しかし、このサイトを立ち上げた草深社長(http://www.mind-create.jp/
が言われるには、

「海外に行くときは、経営者は夢を持っていくもので、ロマンを持ってやるのだから、まさか失敗するとか、撤退をイメージして
経営計画練るなんて難しいことなんだよね。でも、日系企業が本当に苦労して失敗を余儀なくされていること
も見聞きしているので、撤退とか清算とかそういうことを考えながら、進出をする、もしくは日々の経営判断

をする、というのは、特にアジアでは大事だと思う」

とのことである。

実際に会社を立ち上げた人の話の方が、私のようにただ会計士という立場で外から見てきた人間の話よりも説得力があるのでしょうか?

話戻して、見える化する、といっても、どうやってやるのか???

そこが問題と思います。

これは

難しいようで、難しくなく、

簡単なようで簡単ではありません。

日本本社で、覚悟を持って、やる、

と決めて

相応の予算を取ってそのプロジェクトに参画する人に相応の権限を与えれば、

私の経験では、非常に簡単ではないかと思います。

しかしながら、予算もなく、権限もなく、

「お前は語学ができるからできるだろう」

とか

「君は、子会社の社長だから、できるだろう」

とか

では、大変残念ながらできないと思います。

ではどうやってやるのか

そのような話を、草深氏が立ち上げたこのサイトを通して

微力ながら提供させて頂ければと思います。

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